新聞記事紹介 里山再生へ新除染方法 茨城大など開発

以下の記事が読売新聞平成28年5月11日版に掲載されましたので概要を紹介します。

『茨城大などの研究グループは10日、液体を使って粘土を固める技術を応用し、新たな除染方法を開発したと発表した。環境への影響が少ない物質が使われており、除染が難しい山間部で活用され、里山再生につながることが期待されている。電荷がマイナスの粘土と、プラスのポリイオンコンプレックスを混ぜると固まる性質を利用した。研究の中心となった同大工学部(生体分子機能工学)の熊沢紀之准教授(60)は「斜面の下部で表土を剥がす今までの方法だけでは、上部で大雨が降れば除染前に戻ってしまう。新たな技術を使えば、少しずつでも里山が再生される可能性がある」と、実用化を目指している。』